こんにちは、神戸市長田区のアーユルヴェーダサロンSri Saumya(スリサウムヤ)のRieです。
アーユルヴェーダといえば、南インドのケララ州を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
アーユルヴェーダに出会った頃の私もそうでした。
「絶対いつかインドにいく!」と・・・。
それがひょんなことからスリランカへ渡航することになり、すっかり魅了されてしまった私。
このコラムでは、現地の小さな村から見えてきた、皆さんがちょっと知らない「ローカルのスリランカ滞在記」を発信していきたいなと思っています。
最近ではメディアでも多く取り上げられるようになってきたスリランカ。
13世紀にマルコポーロから「世界で一番素晴らしい場所」と讃えられ、2010年にニューヨークタイムズ誌で「訪れるべき国第1位」に選ばれています。
2009年内戦が終結し、2011年頃より内情が安定して安全に旅行がしやすくなったため、スリランカのバンダラナイケ国際空港(コロンボ国際空港)では滑走路の補修作業を実施するなど、スリランカ政府観光局も力を入れているように感じます。
現地にいくとドイツ人やイタリア人などヨーロッパ系の観光客が多い印象でしたが、来年には関空からも直行便が飛ぶという噂があったり、日本人観光客も増えてくるのではないかな、と予想しています。
私が初めてスリランカを訪れたのは2016年の春です。
その時はアーユルヴェーダのパンチャカルマと呼ばれるデトックス浄化プログラムを受けるために16日間のホテル滞在でした。
スリランカで出会った小さな村の人々と交流する中で、もっとスリランカを知りたいという衝動に駆られ、同年夏に観光ビザで滞在できる1ヶ月間、アーユルヴェーダドクターの元で学びを深めるという目的を持って、再びスリランカの土地に足を踏み入れました。
今回は、コロンボなどの大都市ではみられない小さな村の日常をお伝えします。
2回目の滞在でまず決めなくてはならなかったのが、宿泊施設。
欧米圏であればホームステイなどをサーチできるサイトもありますが、スリランカには、ましてや田舎の小さな村には残念ながらそのようなサービスは展開されていません。
そこで、1回目の滞在で仲良くなったスリランカ人のお友達にLINE電話を繋いでもらいながらバンガローの内覧をし、決めました。
ヨーロッパ系の方がバンガロー経営などをしている場合が多いので、もしかしたらヨーロッパ系のサイトにはロングステイ対象の宿泊施設をサーチできるサイトがあるかもしれませんね。
私の滞在したバンガローもドイツ人の方が経営していました。
家族でロングステイをする習慣のある欧米人。
基本一棟貸しなので、3ベッドルームを使い放題です(笑)
そしてホテルではお湯のシャワーがでるところがほとんどですが、バンガローでは一切お湯は出ません。
水シャワーです!
スリランカの気候はエリアによって若干異なりますが、私の滞在した南西部のビーチエリアは湿気がとても多く亜熱帯気候ですので、水シャワーでも問題はないのですが・・・。
ドライヤーもなかったので、一応夜の洗髪はさけました。
そして、バンガローでは食事は一切出ません。
全て自炊になります。
3食カレーを食べます!
村のレストランのほとんどはカレー屋さんで、諸外国フードはまずありません。
私は、30日間×3食ほとんどの食事がカレーでした(笑)
近所にスーパーがなかったので、友人に頼んでトゥクトゥクを出してもらいスーパーへ食材調達にいきます。
日本で言うところの、コンビニに該当するようなお店はバンガローの近くにもあるのですが、生鮮は置いていません。
ペットボトルも冷えたものは売ってなかったです・・・。
(一度熱を出した時に冷たい炭酸が飲みたかったのですが・・・無理でした)
そして面白いのが、このお店でタバコが1本単位で販売していること!
友達も1箱で買うのではなく時に3本頂戴!といってポッケに入れて帰ったり、時に1本頂戴!といって軒先につる下がっているライターで火をつけてその場で吸う・・・。
欧米と同じようにスリランカのタバコはとっても高く、平均月収が2万とか3万とか言われている中で、タバコは1箱1,000円ほどするようです。
スーパーではお野菜、お肉、お魚、お米は全て量り売りです。
八百屋さんや鶏肉やさんもそれは同様で、日本のように全て同じ大きさ、同じ色、同じ形の野菜はまず見かけず、不揃いで乱雑に並べられていることが私はとても嬉しかったですし、鶏肉もその場でさばいてくれます。
農薬も使っていない、地産地消のお野菜で作るカレーはとっても美味しかったです。
無駄なものを一切省いた生活は私の心と体をリセットしてくれました。
「足を知る」
彼らは自分を人と比べることなく、足るを知っていて、あるものがないものへ力を貸しています。
昔の日本はきっとこんな感じだったのではないかな・・・と。
スリランカは、どこか日本と通ずるものがある国。
スリランカは、私たちが忘れてはいけない何かを思い出させてくれる、そんな国のように感じます。
アーユルヴェーダだけではないスリランカも、ぜひ一度感じてみてください。
次回は、「現地で発熱!村の小さな診療所」をお伝えします。
【コラム筆者】
Sri Saumya(スリサウムヤ) Rieさん
(神戸アーユルヴェーダサロン Sri Saumya/スリ サウムヤ)
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