「寒い冬には温かいダール(豆)がお勧め!! ~ミックスダール~ 」
北風が冷たく寒くて乾燥の冬がやってきました。
お買い物に行くのが大変、年末に向かって大忙しでお料理の時間もないわ、という皆様に簡単で栄養たっぷりのお豆料理をご紹介します!!
豆には良質のたんぱく質がいっぱい含まれていて、健康にも美容にも細胞の成長にも大変良い食品ですね。
乾燥しているので季節を問わず出回っていますし、保存食としても助かります。
ベジタリアンの方にとっても大切な栄養源。
豆にも種類はいろいろあって味も食感も楽しめます。
インドでも豆料理(一般的にダールと呼ばれています)は、毎日食卓へ必ず並ぶメニューの一つです。
日本でいうお味噌汁と同じ様な存在で、お味噌汁の具が毎日変わる様に、豆の種類や中に入れる野菜にも変化があり、味付けも基本の塩味から、黒糖で甘く味付けしたバージョンや、さらにターマリンドやコーカムを加えて甘酸っぱさを出した味付けなど様々です。
お豆の種類もとても豊富で、前夜に水につけておくのは大きな豆類のヒヨコ豆(チョーレー)や金時豆(ラズマ・キドニービーンズ)、すぐに料理できるのは小さな豆達(トゥアーダールなど)、豆には皮付のホールと皮剥き、半分に割ったものなど、同じ豆でもいろいろですね。
私的には、皮付で繊維をたっぷりとるのが便秘にもならないしデトックス効果も期待できるのでお勧めです。
子供たちは皮なしの柔らかめが好きですね。
南インド料理のイドリーやドーサも、お米とお豆を臼でひいた粉と水から生地をつくり一晩発酵させて作ります。
アーユルヴェーダの視点からですと、お勧めのお豆は緑豆だと言われています。
消化が早く負担が少ない、ガスが溜まりにくいという利点があります。
お豆にも消化に良いもの、負担がかかるものいろいろありますので、体調に合わせて使い分けてみるのがポイントですね。
先日読んだ雑誌の記事の中に「豆とのいい関係」というコラムがありました。
「まめまめしい」「まめな人」「まめやか」「筆まめ」「まめに暮らす」、「まめ」という響きに活力・力・元気・健やかといった「まめやか」の意味が込められていて、1月14日の夜にはその年の天候や穀物の収穫を豆を使って占う豆占い、各地の民話にも豆はたびたび登場しています。
特に赤い豆には神秘的な力があるとされ、祝い事やお供え物にも使われてきました。
日本人の生活にもかなり密着&影響してきた様子が分かります。
(健康の話)
豆には、食生活の中で不足しがちなカルシウム、鉄分などのミネラル、ごぼうやサツマイモよりも多くの植物繊維、ビタミンB1などが含まれていて、これらの働きによって整腸作用・貧血を防ぎ集中力を高めると言われています。
大豆には「畑の肉」と言われる程の良質なたんぱく質があり、大豆の胚芽に含まれる「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンに良く似た働きをするといわれています。
そのため、女性ホルモンのバランスの乱れが原因の一つとされる、更年期障害・骨粗しょう症・不眠症などの症状の緩和にも作用すると言われています。
お豆を上手に美味しく食して、健康美人になりましょう!!
【パーチミックスダール/5種類の豆カレー(4人分)】
(材料)
(作り方)
1. 豆をミックスして水で良く洗い、圧力鍋に入れる。
2. 「1.」にターメリックを入れて火にかける(中火で10分)。
3. お好みのテンパリング(※)したスパイスとオイル、塩を加えて味を整える。
(※)
テンパリングとは:少量のオイルでスパイスを炒める事。
オイルにスパイスの香りと味を移すことによって味にアクセントをつける事ができます。
・昼はクミン(ホール)、ヒング、レッドチリ(ドライホール)などをテンパリングするのがお勧め。
・夜はマスタードシード、ガーリックをテンパリングするのがお勧め。
お好みで豆と一緒に大根や冬瓜などのお野菜を加えて煮てもとても美味しいです。
あつあつの出来立てに、ギーをスプーン1程垂らして食べるのもお勧めします。
滋養強壮や便秘にも効果がありますよ。
Amarma Ayurveda ミシュラ京子
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