親愛なるみなさま、お元気でお過ごしでしょうか?
関東はもう梅雨入り宣言がされましたが、梅雨本番はまだみたいですね。
さて日本には、春・夏・秋・冬と4つの季節がありますが、アーユルヴェーダではこの四季の他に梅雨と台風の時期を加えて全部で6つの季節に分けています。
今月は6月。
1年の中で一番ヴァータを乱しやすい梅雨の季節になります。
『ヴァータ』は、風から連想できる動きを生み出すエネルギーの『質』のことを指します。
特徴は、動き、軽い、冷たい、乾燥、変化、不規則などです。
たとえば、だんだんとこれから来る夏に向けて日中の気温が上がり汗ばむ時もありますが、朝と夕方には風が出てきて冷え込んだりします。
また、うっかりと梅雨の雨に当たって、濡れたままの身体でいて部屋の中の冷房がかかっていたりすると、思いのほか身体が芯から冷えてしまします。
このような気温の差の「変化」や、雨に濡れて冷える「冷たい」というヴァータの質が、ヴァータを乱しやすい要因のひとつになります。
それから6月の後半には、次に来るピッタの季節のために、身体が自然と夏用にシフトしてアグニ(消化力)が徐々に弱くなってきます。
そんなところに、身体を濡れたままにしたり、冷たい物をパクパクと食べていたりして、すぐに体調を崩してしまいます。
日本では昔から、「季節の変わり目に風邪をひく」ということをよく言いますね。
これは、季節と季節の変わり目(変化)で、ヴァータやアグニを乱したからなのです。
ヴァータを整えるのに一番良いとされているのが、規則的な生活と早く眠ることですが、ヴァータの乱れやすい夕方の時間(14:00~18:00)の過ごし方もヴァータを効果的に整えるのに役立ちます。
たとえば、夕方に夕日を眺めたり、甘い完熟した果物を戴いたり、温かい飲み物を飲んだりします。また、リラックスする時間をつくったり、瞑想者は瞑想をすることでヴァータが整い、それから先の時間が調和的で安定した時間を過ごすことが出来るそうです。
私は、ヴァータが乱れている時によく飲むハーブティーがあります。
その名も「ヴァータティー(Vata Tea)」。
花材:クレマチス/八重オダマキ/矢車草/スティルンクゲール/翁草ほか
by
pupuraMOSS
「ヴァータティー」は、ヴァータが乱れている時に飲むと、乱れているヴァータが自然と整ってくれるという優れもののお茶。
甘草、カルダモン、シナモン、ジンジャーなどの少し甘みのあるブレンドハーブティーです。
「ヴァータティー」はアーユルヴェーダ関連商品の輸入販売しているお店で購入が出来ます。
ヴァータティー以外にもピッタを整えるピッタティーやカパを整えてくれるカパティーもあります。
家に常備しておくと便利です。
参考までに・・・。
私がよく利用をしている通販会社は
有限会社アムリットさんです。
私はとくにヴァータを乱しやすい体質なので、今月はゆっくりとヴァータティーでも飲んで、リラックスした時間を意識して過ごそうと思っています。
【今月の過ごし方】
・雨で体を濡らして、冷やさないようにします。
・朝は6時前に起きて、夜は遅くても10時半に寝るという、規則正しい生活をこころがけます。
・夏に向けて、体力が低下してくるので、過度の運動を控えるようにします。
・不用意に裸足で歩かないようにします。
・酸味や塩味がやや多い、温かい食事を摂るようにします。
・オイルマッサージをするようにこころがけます。
・ヴァータを整える、クミン・フェンネル・しょうが・シナモンなどのスパイスを使って調理をします。
(インド式「毒だし」健康法:蓮村誠監修より)
※参考本
- インド式「毒だし」健康法 (洋泉社MOOK)/洋泉社
- ¥980
- Amazon.co.jp
※全部出来なくても大丈夫です。出来そうな項目からお試しください。
※セルフケアで体調がよくならない場合は、一度アーユルヴェーダの専門医に診ていただくことをお薦めいたします。
アーユルヴェーダの知識が、みなさまのこころと身体の健康に役立ちますように・・・。
Berry Moon 櫻井真実
【Berry Moon アーユルヴェーダ講座のご案内】
●6月12日(水)
「ハーブバラエティ」&「菜食の栄養価について」&「6月の過ごし方」
・時間 11:00~14:00
●7月10日(水)
「夏のアーユルヴェーダ料理」&「時間短縮の豆料理」&「7月の過ごし方」
・時間 11:00~14:00
●8月7日(水)
「薬味野菜でさわやか和食」&「火の要素・ピッタの話し」&「8月の過ごし方」
・時間 11:00~14:00
(各講座へのお申し込み・お問い合わせ)
Berry Moon アーユルヴェーダ講座
ホームページ :
http://plaza.rakuten.co.jp/lemon07olive/4005
※受講料・日時・場所等の詳細は
こちら から。
お問い合わせメールアドレス :
berry-ayurveda@kdn.biglobe.ne.jp