明けましておめでとうございます!!
今年もアーユルヴェーダの知恵を日常に無理なく活かして、心身健やかに楽しく過ごしたいと思います。
ガネーシャ/ブラフ・ヤヨイです。
2015年が皆様にとって素晴らしい年となりますように。
さて年末年始は、楽しいお食事の機会が多いですね。
食べ過ぎて、身体に重さを感じている方もいらっしゃるかもしれません。
アーユルヴェーダでは寒さ増す冬は、1年の中で最も消化力が高まる時期といいます。
体力の基礎となる栄養を身体に蓄えるのに最適。
普段より食欲旺盛なのも、健康の証です。
が、消化力以上の食事の摂取は、消化の火を弱め、身体に毒素を溜める原因となります。
ご自身の消化力に見合った食事量や、適度な胃休めで、高まっている消化力を保ちたいですね。
消化力が高いこの時期だからこそ、しっとりと重さのある滋養豊かな食べ物を適量いただいて、必要な栄養を蓄え、免疫力を高めましょう。
このように冬は、体力の基礎作りに最適です。
美味しい食事と適度な運動で、1年を健やかに過ごすことができる身体にしたいですね。
そして、特にこれからの時期、適度な運動をおすすめします。
寒さの厳しい時は、温かい場所から動きたくなくなったり、首をすくめ、背中を緊張させ固める姿勢で過ごしがちです。
意識的に動くことで、これからの季節をより快適に過ごすことができます。
アーユルヴェーダでは、晩冬から春にかけて、カパ(Kapha)の要素が強まると考えます。
そして晩冬、身体に増えたカパ(水・地のエネルギー)が蓄積され、春あたたかくなってくると溶け出すように表出するといいます。
カパ(Kapha)は水と地のエネルギーで、重い・冷たい・遅い・ねっとり・しっとりなどの質があります。
※私たちの体内では、結合・安定・維持・蓄積などの働きを行います。
じっとしている、身体を冷やす、食べ過ぎて溜め込むなどの行動は、体内のカパ(Kapha)要素を増やすので、心身の重さやだるさ、停滞感につながります。
春、花粉症やアレルギーがつらい、眠い、だるい、気分が鬱々する、などの傾向がある方は、特に今時期の過ごし方を意識するといいですね。
(晩冬に特に意識しておきたいこと)
・消化力に見合った食事量。
・早起き。
・身体を冷やさない、温める。
・適度な運動を行う。
浮腫(むくみ)を感じたり、身体に重さを感じる時は、ガルシャナもおすすめです。
ガルシャナは、絹(シルク)の手袋で行う乾布摩擦です。
日本の乾布摩擦はもともとインドから伝えられた健康法と言われています。
絹の手袋をはめて、毛穴にさからう方向で、身体をやさしくシャッシャッとこすります。
皮膚がつややかになり血色がよくなります。
身体が軽くなり、活動しやすくなります。
足取り軽く、姿勢よく、素敵な1年のはじまりを楽しみましょう。
ブラフ・ヤヨイ
(ガネーシャ ~ヨガ & アーユルヴェーダ~)
http://www.ayurveda-ganesha.jp/