徐々に真夏が近づいていますね。
今年は暑い夏になる見込みのようです。
夏は、太陽のパワーが強くなり、私たちの身体もピッタ(火・水のエネルギー)要素が増えます。
この時期は、どの体質の方も、ピッタが過剰にならないような生活を意識することが大切です。
ピッタのエネルギーは、消化や代謝機能の原動力でもあり、バランスが崩れると、胃腸の不調に繋がります。
夏の暑さもアグニ(消化の火)を弱めるので、消化力が落ち、体力を消耗します。
(暑い夏におすすめのヨーガは・・・)
お腹をひねり刺激して消化器系の働きを整えるアーサナや、前屈系の気持ちを落ち着かせるアーサナ、体内の熱をクールダウンする呼吸法などがおすすめです。
ピッタ要素の強い方は、ポーズの完成系を意識しすぎてしまう傾向があります。
暑い時期には、特に、呼吸をゆったりと行うことや、心地よさに意識を向けるよう心がけましょう。
また、ヨーガを行う時は、昼間の暑い時間帯を避け、冷房の効きすぎていない場所で行いましょう。
※ポーズは、ご自身の身体に無理のないものを選びましょう。
(ひねりのポーズ)
ひねりを加えた状態で、ゆったりと呼吸を行うことで、腹部の消化の火(アグニ)を活性化します。
・やさしいひねりのポーズ
下半身を安定させ、背筋を伸ばして上半身をねじります。
一気にではなく、呼吸を繰り返すたびにポーズが深まるように意識しましょう。
(前屈のポーズ)
前屈のポーズは、副交感神経に作用するため、いらつきや頭の忙しさを鎮め、心を穏やかにします。
また、腹部に刺激が入り、腸の働きを活発にします。
・合蹠のポーズ(Baddha Konasana)
両足の裏を合わせて、両手で両足先を持ち、吐く息で上体を前に倒します。
生理不順や生理痛の緩和にも良いといわれています。
(逆転のポーズ)
ヨーガの身体観では、頭部に月、腹部に太陽が位置すると考えます。
真夏は太陽のエネルギーの強いので、無理のない逆転のポーズで月のエネルギーを優勢にしましょう。
・背中立ちのポーズ(Vipareeta Karani)
内蔵を逆さにすることで刺激が入ります。
むくみにも効果的です。
※生理中や、首や肩をいためている時は避けましょう。
(上半身の前面を広げるポーズ)
胃腸の調子が良くない時には、お腹を縮めて緊張させていることが多いので、上半身前面を広げて解放し、柔らかくしましょう。
・魚のポーズ(Matsyasana)
あごや頬のたるみの改善にも役立ちます。
頭に体重がかかりすぎないように気をつけましょう。
(シータリ呼吸法)
シータリとは冷却を意味します。
体内をクールダウンし、のどの渇きを癒します。
1. 舌を丸めてストローのような形をつくり、ストローから「スーッ」と通すように息を吸います。
2. 吸いきったら、舌を口に戻して口をとじ、鼻からゆっくりと吐いていきます。
3. 冷たい外気と体内の生温い空気を交換するように行いましょう。
4. 身体がほてっている時や、体内に熱がこもっている感じがするとき、シータリ呼吸法を行なうと、体内が涼しくなることを実感出来ます。
(ヨーガを行なうときは・・・)
・ながらではなくご自身と向き合いましょう。
・無理は禁物です。違和感がある場合はゆっくりと戻りましょう。
・いきおいで動かないようにしてください。
・特に首に体重がかかるポーズは、はじめは指導者のもとで行なうことをおすすめします。
私たちの心身は、毎日同じではありません。
気候や時間、日々の食事、生活習慣など様々なものから影響を受けています。
ご自分の今と丁寧に向き合い、身体の声に耳を傾けると、必要なこと、不必要なこと、たくさんの気づきを得ることができます。
今のご自身の状態に適したヨーガで、心身のバランスを調整し、快適な毎日を過ごしたいですね。
ガネーシャ・アーユルヴェーダ専門サロン ブラフ・ヤヨイ
ガネーシャ ~アーユルヴェーダ・サロン~
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