親愛なるみなさま、風の強い日が多い今日この頃、お元気でお過ごしでしょうか?
4月も中旬を過ぎた頃になって、やっと春の温かさも感じられるようになりましたね。
私は、特に今年の4月は風が強く吹く日が多いように感じます。
先日などは爆弾低気圧なるものが来る・・・というので、とくべつ用事がない人は外出を控えるように・・・なんて言われていましたね。
私が住んでいるところでは被害がありませんでしたが、場所によっては大きな被害があったところもあったようです。
みなさまのところは大丈夫でしたでしょうか?
風が強く吹いたりすると「ヴァータ」という質が乱れます。
そしてヴァータが乱れると、こころがざわざわして不安になったり、落ち着きがなくなり無駄な動作がふえて、よけいに疲れたりします。
今年の気候はヴァータを乱しやすい私にとって、気圧の変化と共に体調が上がったり下がったりして、少々整えにくい季節になっています。
4月はアーユルヴェーダ的には「カパ」の季節ですが、ヴァータを乱すことでカパも連動して乱れることが多くあります。
ヴァータが乱れている時には、『ヴァータの時間』の過ごし方にも少し注意をして生活をしてみたいと思います。
アーユルヴェーダでは、1日24時間の中にもドーシャの変化を見ていくことが出来ます。
その中の、ヴァータの時間帯というのは、午前2:00~6:00まで。午後は14:00~18:00までとなります。
『ヴァータの時間』とは、この時間帯にヴァータの質が高くなるために、ヴァータを乱している人はさらにヴァータが乱れてしまいがち・・・という事なのです。
このヴァータの持つ質の「軽い」という特徴をうまく利用して生活をすることが出来ます。
たとえば、ヴァータを整える方法のひとつとして、「規則正しい生活をおくる」・・・という項目があります。
規則正しい生活の中に「朝は6時前に起きて夜は10時には床につくようにする。」というのがあり、これは、6時前のヴァータの時間帯に起きることで、ヴァータの持つ質で「軽く」起きることができる・・・という事のようです。
前の日の夜、遅い時間に床についた場合はなかなか6時前に起きることが出来ないかもしれませんが、6時以降は「カパ」という「重たい質」の時間帯に変化していくので、できるだけ6時前に起床した方が、1日の始まりを軽いこころと身体でスタートさせることが出来ます。
起きる時間帯の違いによって、こころと身体の「軽さ」に変化があることを、まだお試ししたことがない方は、この機会にぜひ1度お試しくださいね。
そして、午後のヴァータの時間帯の過ごし方ですが、夕方に20分から30分の休憩を取ると良いといわれています。また、瞑想者はこの時間帯に瞑想を行うことが良いとされています。
それから、この時間帯にお腹が空いている人はおやつを食べても良いといいます。
(ただし、昼食を食べ終わって3時間以上経っていて、空腹の時に・・・。)
アーユルヴェーダ的「おやつ」は、ヴァータの特徴は乾燥・軽い・冷たいという特徴がありますので、乾燥して軽くてぱりぱりしているポテトチップやシリアルではなく、ヴァータを鎮めてくれる、甘くて温く水分を含んだものが適しています。
たとえば、ホットミルクにデーツやレーズンと言った、ドライフルーツを一緒に入れて柔らかくしたものや、甘い果物や火を通した果物などや果物のジュース(常温)が適していると言われています。
夕方のヴァータの時間帯に、少しの休息を取ることで、こころと身体が安定し、その後の活動が有意義に過ごせ、良質な睡眠に繋がると言われています。
季節の変わり目は、気候も生活環境にも「変化」があるときです。
アーユルヴェーダの示す「自然と仲良く過ごす知恵」から学び、体調を整えてこれからの新緑の春を楽しみましょう。
アーユルヴェーダの知識が、みなさまのこころと身体の健康に役立ちますように・・・。
Berry Moon 櫻井真実
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