親愛なるみなさま、梅雨の季節、快適にお過ごしでしょうか?
梅雨の時期とはいえ6月の中頃までは雨がほとんど降らず毎日暑い日が続き、そして、6月も後半になってきてから台風を伴った雨らしい日がいく日か続きました。
6月の雨の量が少なかったとはいえ、今年のアジサイの色を見ると、色が濃く、そして深いとてもいい色を出しています。
植物の花の色は、日中と朝夕の寒暖の差で、鮮やかに濃く、そして深く色づいていきます。
山の上の植物の花の色が鮮やかなのはこの理由からです。
この気温の差があまりないと、花の色は、ぼやけてしまいます。
アジサイの花の色を見ると、どうやら今年は昨年に比べて雨の量よりも、朝晩の寒暖の差が大きくて鮮やかな深い色を出しているのでしょう。
本来7月は、アーユルヴェーダ的に言うと『ピッタ』の季節(ピッタが乱れやすくなる季節)になりますが、花の色には良い気温の差でも、人には「ヴァータ」を乱す原因のひとつになりますので「ピッタ」とともに「ヴァータ」も整える生活が必要のようです。
『ピッタ』は、火と水から連想できる変換やメカニズムを生み出すエネルギーの『質』のことをさします。
特徴は、熱い、鋭い、軽い、流れる、辛いなどです。
季節は6月後半から7月中旬にかけて、ヴァータから徐々にピッタにシフトしてきますが、7月になり『ピッタ』の季節(ピッタが乱れやすくなる季節)だからといって、まだまだ、ヴァータも同時に乱しやすい気候です。
気温の変化もありますが、身体の中にも変化があります。
外気温が高くなりピッタが上がってくると、自然とからだはバランスをとり、自分の身体の中の『消化力の火の力(アグニ)』が、1年のうちで最小になるのです。
簡単にいうと、夏の季節は1年のうちで一番消化力が落ちる・・・ということです。
日本では、夏バテにならないために、「うなぎ」を食べたりしますが、消化に悪く、重たい食材なので、食べるのであれば本当に消化力がある時の、お昼の時間に食した方が身体に良いと思います。
この時期に、いつもと食べる量が変わっていなくても、なんだか体重が増えてしまった方や夕方になると足がむくんでしまう方などは、消化力が落ちているサインです。
この時期は、気温が高くなってきた時に冷房にあたり過ぎたり、冷たいものばかり食べないで、消化に良く、適度に温かい食事も意識的に摂り、体調を整えて暑い夏本番を迎えてください。
【今月の過ごし方】
・あまり無理をしたりイライラしないようにしましょう。
・美しい自然に多く触れましょう。
・身体を暑くし過ぎないようにしましょう。
・刺激的なTVや映画を見ないようにしましょう。
・人と口論はしないようにしましょう。
・水分を多く摂りましょう。
・大きな声で笑いましょう。
・辛い物や冷たすぎる食べ物を食べ過ぎないようにしましょう。
・純粋な物を食べましょう。
(ファンタスティックアーユルヴェーダ 蓮村誠 著 より)
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※全部出来なくても大丈夫です。出来そうな項目からお試しください。
※セルフケアで体調がよくならない場合は、一度アーユルヴェーダの専門医に診ていただくことをお薦めいたします。
アーユルヴェーダの知識が、みなさまのこころと身体の健康に役立ちますように・・・。
Berry Moon 櫻井真実
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