例年より早い梅雨入り、そして今年もまた酷暑がやってくるという予報。
日本の四季がだんだん乱れているのも、もしかしたら私たち人間が招いた結果なのかもしれませんね。
モノに溢れ、無駄を作り、便利だと思ってしてきたことが、実は一番の罪だったのではないだろうか・・・なんてことをふと考えてしまいます。
人は誰しも、健康でありたいと思い、また出来るだけ周りに迷惑をかけないで天寿を全うしたいと思っています。
そんなごく当たり前のことでさえ、難しく考えてしまいがちですが、健康でいるということはとてもシンプルなこと・・・。
アーユルヴェーダの世界に寄り添うようになってからは、さらにそのことを痛感しています。
- 手軽な手料理・シンプルスパニッシュオムレツの作り方 -
<材料>
<作り方>
1. オイルを少し敷いたフライパンにジャガイモから順番に入れて炒めます。
パプリカ、ピーマンは炒めすぎないよう最後に加えて。
2. 岩塩、ブラックペッパー、ハーブで味付けをして耐熱のパイ皿などに入れます。
20センチのパイ皿に7分目ほど具材を入れる感じです。
3. 卵4個をボウルに割り入れ、よく溶きほぐし、岩塩少々・豆乳を加えてさらに混ぜ合わせます。
具材を入れたパイ皿に、卵液を注ぎ入れ、180度に温めたオーブンで60分ほど。
4. 表面にこんがり焼き色がつくまで焼きます。
オーブンにより焼き時間は変わってきます。
今ではすっかりおなじみのメタボリックシンドローム・・・。
内臓脂肪型肥満だけでなく、高血圧、高血糖、脂質異常のうちの2つ以上を併せ持った状態のことですが、この状態が続くと動脈硬化が進行して、さまざまな生活習慣病につながります。
動脈硬化は動脈内にさまざまな物質が沈着して血管が狭くなり流れが悪くなる症状をいいますが、加齢により動脈が硬くなるという理由だけでなく、年々若い層にもそのような症状が出ているという恐ろしい状況・・・。
このことは何を意味しているのでしょうか。
もうすでに出来上がっているお弁当やお惣菜で食事を賄ったり、どちらかと言えば非常食的なレトルト食品を日常的に利用したり。
短時間で調理されたものを、注文してからすぐ食べられる手軽なファーストフード・・・どれも現代社会に蔓延しています。
私たちの体は飲食する物で出来ている・・・このことをよく考えてみることが大切ですね。
体のすみずみまで酸素や栄養素を運ぶ重要な役割を果たしている動脈を、不摂生から汚してしまいドロドロにしてしまうなんて悲しいことです。
不足している分はサプリメントで補ったり、摂り過ぎた分はサプリメントで排泄したり・・・なんだか「現代病=怠けた証」のような気がします。
なんでもそこそこ手に入れられる恵まれた今の時代になって、貧しかった昔より医療費がかさんだり、重篤な病が多くなるのはおかしな話ですね。
不要なものを必要以上に摂り、それを出すためにまた不必要なものを取り入れてはいないでしょうか。
健康であるための秘訣、それは引き算の暮らしかもしれません。
要らないものを削除していくことは、みなさまも断捨離という言葉でご存知ですよね。
ここでもう一度、足してゆくことではなく引いてゆく暮らしを考えてみましょう。
大地の恵みに感謝する「朴葉寿し」。
大きな朴の木の葉っぱは、清々しい初夏の香りを運んでくれる岐阜県飛騨地方の郷土料理。
丁寧に洗った葉っぱに包まれるのは、シンプルな酢飯と甘酢にて調理した鮭、自家製の生姜漬けや茗荷漬け。
山椒の葉を添えて旬をいただきます。
葉っぱにくるむのはその香りをいただくためと抗菌のため・・・先人の知恵ですね。
腸内環境を整えれば新陳代謝もUPします、昔から言われる腹八分目よりむしろ現代人は腹六分で十分とさえ言われています。
ヨーグルトは腸内環境を整えるのに有効といわれている乳酸菌の多い食品ですが、日本食文化にもお味噌やお醤油、糠漬けや納豆など、素晴らしい乳酸発酵食品があります。
一日の終わりに、今日自分が食べたものや家族が食べたものを振り返ってみてください。
食事ノートを用意して、何をどれだけ食べたか、それにはどんな食材が使われていたかを記録してみるのも楽しいかもしれませんね。
これらのことはすべてが、アーユルヴェーダの教えの中にあることです。
アーユルヴェーダの教えは、お釈迦さまの教えそのままだということも、昔むかしの人たちが物を粗末にせず感謝の気持ちを持って、しっかり学んだり働いたりしながらも、しっかり眠り心身ともに健康であったことと結びついています。
必要な栄養素は簡素な食事からも十分にいただける。
古代米や雑穀を混ぜたご飯に、青菜とチリメンジャコとゴマを炒って作ったふりかけを添えて。
自分で作るから安心、中身がみえる食事を心がけたいものです。
生産者さんの顔が見えるような食材を使い、大地の恵みに感謝し丁寧にいただくことで、十分な栄養が心にも体にも行き渡ります。
あなたの家庭の味は?・・・と訊かれた時、すぐに思い浮かぶものがある自信はありますか?
お母さんが作ってくれる料理の美味しさを、子供たちにずっと伝えてゆくことも忘れてはなりません。
手料理、手仕事、手間暇、手塩にかける・・・愛情あふれるシーンには必ず「手」の温もりと優しさがあるんです。
サヴァサナ SARA
(群馬県伊勢崎市のアーユルヴェーダ・サロン Cava sana「サヴァサナ」/facebook)
http://www.facebook.com/Cavasana.Ayurveda.Cafe