みなさま初めまして。
この度、アーユルヴェーダライフ様とのご縁をいただき、コラムを書かせて頂くことになりました、Berry Moonの櫻井真実です。
私がご紹介するアーユルヴェーダは、日常使いのアーユルヴェーダです。
アーユルヴェーダのお勉強も楽しいけれど、アーユルヴェーダの知識は日常生活に利用してこそ、本来の目的が生きてくると思っています。
私の「ゆるゆる」としたアーユルヴェーダ日常生活が、みなさまの生活に役立つことがありましたら、幸いです・・・。
さて、第1回目のコラムは、「出来立ての食事」です。
アーユルヴェーダでは、消化によい食事を摂ることをお薦めしています。
消化に良い食事とは、出来立てで、温かく、適度な油分を含んだ食事のことを言います。
では、「出来立て」という時間は、具体的にどれくらいの時間なのでしょうか?
出来立ての食事とは、調理されてから約3時間以内、と言われています。
それ以上時間が経つと、サットヴァ(純粋な質)が減ってしまい、こころとからだの栄養にならないからです。
前の日の残り物を冷蔵庫に入れて、次の日のお昼のおかずにしていませんか?
または、お弁当に作ったおかずの残りを夕飯に食べたりしていませんか?
実は、アーユルヴェーダの知恵を知る前までは、私も前日の残り物を食べていました。
残り物だけでなく、わざわざ多めに作って、冷凍保存なんていう事もやっていました。
これでは、サットヴァの質もなければ、オージャス(いきいきとした生命の質)にもなりませんね。
前の日の残り物を冷蔵庫で保存をするのを止めたら、とても生活がシンプルになってきました。
どの様にシンプルになったか・・・というと、まず冷蔵庫の中がすっきりとしました。
そして、ストック食材の賞味期限を気にして、食べたくない時に、無理をして残り物を食べることが無くなりました。それからいつでも、自分のお腹のすき具合に正直に食べたいものが食べられる事になりました。いいことずくめですね。
アーユルヴェーダ講座に参加して頂いているお客様にも、食事のことに関してよく質問を頂きます。
その中で一番多かったのが、「出来立ての食事の良いことは分かったのですが、お弁当はどうしたらいいのでしょうか?」という質問でした。
アーユルヴェーダ的には、やっぱり出来立てがよいのです。
そういえば、インドではお弁当配達業がとても盛んですよね。
理由は、インドの外食は脂肪分が多く、味が濃すぎて健康に悪いとか、通勤列車がとてつもなく混雑して、お弁当箱を持って乗ることができないから・・・などなど言われていますが、私はひそかに、今でもインドでは『出来立ての食事を食べる』というアーユルヴェーダの知恵が生活習慣に根付いていて、人々の健康を守っているのではないかしら・・・と思っているのです。
では、日本での「出来立てお弁当」は、どうしましょうか・・・?
私は、こんなアイテムを使ってお弁当を作っています。
「保温フードポット」
朝、作ってお昼に食べごろ・・・しかも、忙しい朝、火にかけて、沸騰したら、約5分で具材をポットに入れるだけでOKです!!
この保温フードポットにスープや、カレー、シチュー、そして味噌汁なども持っていきます。
アーユルヴェーダでは、お昼に満足のいく食事をすることが、とても大切だと教えています。
お昼に満足する食事をすることで、こころが満足し、安定するというのです。
昼食に温かなスープを食べることで、お腹もこころも満足をすることができますね。
では、作り方です。
- 夏野菜の具だくさんスープ -
<材料> 1人分
<作り方>
1. トマトは皮と種を取り除く
2. 野菜は火が通りやすいように大きさをそろえて切る。
3. 鍋にギーを熱しクミンシードを入れ、クミンシードの周りが泡立ってきたら野菜を入れてよく炒める。
4. 鍋に水と岩塩を入れ、蓋をして約5分ほど煮る。
5. 岩塩と黒こしょうで味をととのえて、保温フードポットに入れて保温をする。
野菜や豆に火が完全に通っていなくても大丈夫。お昼にちょうど野菜に火が通って柔らかくなり「出来立てのスープ」が上がっています。
お野菜は今あるものなんでもOK。今回は、岩塩とスパイス、野菜の甘みだけで作りましたが、物足りない方はお気に入りのスープストックを使っても良いと思います。
夏場、保温フードポットで調理をした食材は、冷房の入った部屋であれば、お昼まで常温で保管をしていても大丈夫です。ただし、風通しの良い所に保管をし、食材にする材料には注意を払ってくださいね。
では、「出来立ての食事」を、お弁当でも楽しんでください。
アーユルヴェーダの知識が、みなさまのこころと身体の健康に役立ちますように・・・。
Berry Moon 櫻井真実
【Berry Moon アーユルヴェーダ講座のご案内】
●アーユルヴェーダから学ぶシンプル・ライフ 「シンプルこそ節約の基本」
(日時) 2012年9月8日(土)全1回 13:00~
(場所) 板橋区小茂根、サイマーケット2F
(内容)
1ヶ月の食費をひとり1万円を目標としながら、からだにやさしいアーユルヴェーディックな料理や調理方法などをご紹介いたします。
●女性のための ゆるゆる・アーユルヴェーダ講座
(日時) 2012年9月19日(水)全1回
(場所) 世田谷区太子堂、三茶しゃれなあど
(内容)
女性のからだは、20代後半から30代にかけて大きく変化をしていきます。
例えば、「食べる量が同じでも、なんだか最近太ってきた」、「朝起きて、疲れが残っている」、「友人の話しについていけなくなった」などなど・・・。
このような症状を、ゆるゆるアーユルヴェーダ生活で、らくらくと解決していきましょう。
(各講座へのお申し込み・お問い合わせ)
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