親愛なるみなさま、お元気でお過ごしでしょうか?
先月から引き続き、今月に入っても台風がたくさんやって来ています。
先日の台風は15年ぶりの大型台風といわれ、さらに明日あさってとやって来る台風もかなりの勢力とのこと・・・。
この頃の台風は大きな被害をもたらすものが多く油断が出来ません。
みなさまは被害に遭われることなくお過ごしですか?
被害に遭われましたみなさま方には、1日でも早く復旧するように心からお祈り申し上げます。
さて、台風が過ぎ去っていくたびに寒さが進んで行く今日この頃ですが、アーユルヴェーダでは10月は本来『ピッタ』(熱の質)が乱れやすい季節といわれています。
涼しいのに「熱」の質が乱れるなんてぴんと来ない方が多いと思いますが、アーユルヴェーダ的な理論はだいたいこんな感じです。
「夏、暑くて食欲がない」⇒「秋になり涼しくなって食欲が出てくる」⇒「秋に美味しい物が出まわり、パクパクと食べる(もしかしたら、必要以上に・・・)」⇒「身体の中に食べ物が入ってきたことで、アグニ(消化力の火)がボーボーと燃える」⇒「熱くなって、結果「ピッタ」が上がる・・・です。
何度かこのコラムでもかきましたが、夏の時に身体の中に蓄えたピッタ(熱の質)が、涼しくなってヴァータ(風の質)に煽られて「火」の勢いがまして、ピッタが乱れてしまうのです。
(乱れるとは多くなるということです。)
季節の変わり目はお天気も、そして1日の気温も変わりやすく、体調を整えるのがむずかしく感じることが多くあります。
よく「季節の変わり目に風邪をひく」といわれますよね。
すべてのドーシャが乱れている時は、アグニの火(消化力の火の力)も不安定です。
アグニの火が弱ると免疫力もさがります。・・・なので、風邪をひきやすくなります。
また、そんな時にうっかりと食べ過ぎると、すぐにアーマが身体の中に溜まってしまします。
アーマが身体の中に溜まってくると、お昼ご飯を食べた後、猛烈な眠気に襲われることがあります。
ここで、お昼寝をしてしまうと、もっとアーマが身体の中に溜まっていってしまいますので、眠くなったら、軽くお散歩にでるとスッキリとします。
そうぞ、みなさま、涼しくり過ごしやすくなったからと言って、くれぐれも『動き過ぎ』や『食べ過ぎ』に注意をして、さわやかな秋を満喫してくださいね。
今月もヴァータを整える生活をベースに、ピッタを乱さない様に気をつけて過ごしてみましょう。
【今月の過ごし方】
・太陽の日にあまりあたらない様にする。
・お風呂はぬるめの温度で入るようにする。
・月の光を浴びながらお散歩をします。
・ごま油(熱処理済み)でうがいをする。
・体を冷やさないようにする。
・規則正しい生活を心がける。
・夜は22時半までは眠るようにする。
・料理に使う油はギーを使うようにする。
・ごま油でのマッサージが熱く感じる場合は、オリーブオイルかココナッツオイルを使いマッサージをする。
(ファンタスティックアーユルヴェーダ 蓮村誠 著 より)
※参考本
- ファンタスティック・ア-ユルヴェ-ダ新訂2版 [ 蓮村誠 ]
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※全部出来なくても大丈夫です。出来そうな項目からお試しください。
※セルフケアで体調がよくならない場合は、一度アーユルヴェーダの専門医に診ていただくことをお薦めいたします。
アーユルヴェーダの知識が、みなさまのこころと身体の健康に役立ちますように・・・。
Berry Moon 櫻井真実
Berry Moon アーユルヴェーダ講座
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