親愛なるみなさま、お元気でお過ごしでしょうか?
9月に入ったとたんに台風や竜巻などで大変な被害が出てしまいましたね。
被害に遭われましたみなさま方には、1日でも早く復旧するように心からお祈り申し上げます。
さて、アーユルヴェーダでは9月は本来『ピッタ』(熱の質)が乱れやすい季節といわれています。
夏のピーク時のような暑さはやわらいだとはいえ、まだまだ日中は暑くて冷房を入れている今日この頃です。
しかし日中は暑いとはいえ朝晩はすっかり涼しくなり、夜などは良く眠れるようになりました。
朝晩の気温の差や台風や竜巻などのお天気を見ていると、現在の日本は純粋に「ピッタ」が乱れやすいのではなく「ヴァータ」の乱れにも気を付けて過ごした方が良さそうです。
本来10月は台風が多くやってくるので「ヴァータ」が乱れやすい季節といわれていましたが、この頃の気象状況は教科書通りにはいかないようです。
人によっては、夏のピッタが多く身体に残っていると、身体の中の「火」がヴァータの風に煽られてよけいにピッタを乱してしまうかもしれません。
ピッタが乱れると「炎症」という症状になって現れてくることがあります。
たとえば、胃潰瘍になったり胃炎をおこしたり、または皮膚の炎症がひどくなったりします。
ピッタは「目」とも関係が深いので、長い間PCの明るい画面を眺めていたり、夜遅くにテレビを長く見ていたり、日中外に出て太陽の光を浴びたり、まぶしいのを我慢したりし目を疲労させてもピッタが乱れてきます。
ピッタが乱れすぎて調子を崩した時には、目を冷やしたり、冷たくてきれいな水でタオルを絞り身体を拭いてスッキリとさせるとだんだんと良くなってくると思います。
ヴァータを乱しやすい私は、雨が降ってお天気が不安定だったり、風が強く吹く今日この頃には、やはり体調を崩していました。
ヴァータが乱れると「痛み」として症状が現れることがあります。
私の場合は、夏に冷たい物を食べ過ぎてしまったせいで、アグニ(消化力の火)が弱くなり身体が冷えていたところに、消化が良くない物をうっかりと食べてしまったせいで、お腹が痛くなり大変苦しみました。
アーユルヴェーダの知恵は、教科書で「知っている」だけでなく、「実際に使って」はじめて本来の目的が活かされるのですよね・・・。
昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と、言われています。
季節の変わり目は風邪を引きやすいと言われている通り、ドーシャのバランスを整えることが少々難しくなります。ドーシャが乱れると、体力も免疫力も下がりますので、無理をせず、暴飲暴食をつつしみ、身体をいたわりながら「秋」を迎えましょう。
今月の過ごし方は「ピッタ」を整えつつ、「ヴァータ」の乱れにも気を配りながら過ごしてみましょう。
「ピッタ」は食事の仕方で整えて、「ヴァータ」は生活リズムに注意をしながら整えて・・・がポイントです。
【今月の過ごし方】
・早寝、早起きを心がける。
・規則的な生活を心がける。
・刺激的な映画やTVは見ない。
・目を冷水で冷やす。
・夕方に10分から20分くらいの休憩を取る。
・白湯を飲みながら食事をする。
・辛い物や冷たすぎる物を食べ過ぎない。
・みずみずしい常温の果物を夕方に食べる。
・出来立てで、新鮮な材料で作られた食事をする。
・ギーを使った食事をする。
・甘味・渋味・苦味のある、あまり熱くない食事をする。
・大声で笑う。
・・・・など。
(ファンタスティックアーユルヴェーダ 蓮村誠 著 より)
※参考本
- ファンタスティック・ア-ユルヴェ-ダ新訂2版 [ 蓮村誠 ]
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※全部出来なくても大丈夫です。出来そうな項目からお試しください。
※セルフケアで体調がよくならない場合は、一度アーユルヴェーダの専門医に診ていただくことをお薦めいたします。
アーユルヴェーダの知識が、みなさまのこころと身体の健康に役立ちますように・・・。
Berry Moon 櫻井真実
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