アーユルヴェーダの「マルマ」と、中国の「つぼ」とはほぼ同じですが、アーユルヴェーダのマルマは「からだ」と「こころ」の交流点であるとしているところは大きく違う点です。
マルマには「傷つきやすい」「敏感な」という意味があります。
スシュルタ本集(アーユルヴェーダの書物のひとつ)には、人には107のマルマポイントがあるとされています。
マルマには、ストレスや付着物が生活習慣により徐々に蓄積され、エネルギーや意識の流れが妨げられてしまう、非常に重要な場所です。
「マルマ」を適度に刺激することにより、健康へと導かれます。
中国では、つぼへ鍼や灸などによりアプローチしていますが、アーユルヴェーダではオイルを塗りマッサージをして働きかけます。
また、ヨーガをする上でもこの「マルマ」を意識することで、マルマを癒すことになりエネルギーの流れがスムーズになります。
[1] アーユルヴェーダのクリカーティカ・マルマ、中国では「風池(ふうち)」
(効果)
首から肩にかけて筋肉の凝りをほぐす。
頭痛、五十肩、寝違え、血行促進、全身疲労。
首を動かしながら、マルマを意識し刺激してみましょう(全ての動きはゆっくりおこなってください)。
1. 首をできるだけ後ろに曲げてしばらく保つ。
吸う吐くをゆっくり3回程繰り返す。
ヨーガの呼吸は鼻から吸って鼻から吐きます。
(肩の力を抜きましょう!)
2. ゆっくり首を前に倒してしばらく保つ。
吸う吐くをゆっくり3回程繰り返す。
3. ゆっくり斜め後ろに倒してしばらく保つ。
吸う吐くをゆっくり3回程繰り返す。
4. 一度顔を前に向けてから反対側にも倒してしばらく保つ。
5. 顔を前に倒して、ゆっくり首を回し、反対側も回し2~3往復します。
[2] アーユルヴェーダのパールシュワサンディ・マルマ、中国では「志室(ししつ)」
(効果)
ウエストを細くする。
消化不良、便秘、股関節を柔軟。
(ねじりのポーズ)
1. 左足を折り曲げ、右足は膝を曲げて立て、左足の太ももの外側へ足を置く。
2. 両手を胸元で合掌し、右へ振り向く。
肩の力を抜き、背筋をしっかり伸ばし、マルマを意識しながら3~5呼吸繰り返します。
3. ゆっくりねじりをほどいて正面に戻る。
4. 足を反対に組み変え、反対側もおこなう。
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(講師紹介/クボサチコ)
・BlissBabyYoga認定講師
・AshtangaYoga指導者養成講座45終了
・AyurvedaAdviser JAPA認定