こんにちは。
自分を変えるアーユルヴェーダ活動家、スミヨシです。
「人生を変えるのにもっとも簡単な方法は、日の出の96分前に起きること」
休みの日に、「いつもよりゆっくり寝よう」と寝坊してみたら、グダグダしているうちに昼になって、何もしてないのに、気づいたら夕方になっていたってこと、良くありませんか(笑)?
あと、しっかり寝ようと思って長めに寝てゆっくり起きたら、むしろ頭が重く痛くなってしまったってこととかも、経験ある人は多いのでは?
実はこれ、起きる時間帯や寝る長さによって起こっていることなんです。
アーユルヴェーダでは、1日の中で約4時間ごとに、空間に流れているエネルギーの特徴が変化していると考えます。
そして、その時間帯に流れているエネルギーの影響を受けて、私たちの体の中にも微妙な変化が起きているわけです。
例えば、夜中の2時~朝6時までは「風のエネルギー」が流れています。
そうすると、風のエネルギーには「動かす力」「活発な力」があるので、この時間帯に起きると1日、動きの良いエネルギーが働き、てきぱき動けるようになるというわけです。
一方、朝6時を過ぎてしまうと10時までは「水のエネルギー」の時間。
水のエネルギーは、重くて安定していて、どっしりしているので、その時間に起きてしまうと、1日、体も重く、まったりした感じになるんですね。
つまり、最初に書いた、
・寝坊したら、グダグダして1日が終わった。
・長めに寝たら頭が痛くなった。
というようなことは、水のエネルギーの時間帯に起きてしまってるせいで、体や心が重くなって動くのが面倒になってしまってるせいかもしれません。
さらに寝すぎると言うこと自体が、水のエネルギーを増やす行為なので、頭や身体を重くさせたとも考えられます。
というわけで、人生を変えるつもりがなくて、もし日の出の96分前に起きるのが無理だとしても、朝は6時までに起きるのが良いと言うことは間違いありません。
そして、睡眠時間が少なければ遅く起きることより「早く寝ることを心がける!」これです!
私も朝4時起きを始めた当初、それがよく分かりました。
「人間は朝が起きられないんじゃない、夜に早く寝ることが出来ないだけである」と。
だから早起きをしたいなら、最初のうちはどんなに遅く寝ても睡眠不足でも、朝起きる時間は固定します。
1か月も続けると寝不足になって、さすがに勝手に夜9時ぐらいには眠くなるようになってくるんですよ。
だから、つけるべきは起きる習慣よりも、早く寝る習慣なのです。
ちなみに、アーユルヴェーダ的に言えば、夜は10時までに寝るのが良いです。
10時以降は「火のエネルギー」の時間帯になるので、妙に頭が働いたり、目的意識が強くなってあれやこれやをやりたくなってしまいますから、その前の水のエネルギーの時間帯に眠ってしまう方が自然に眠れます。
夜型の人ってこれがあるから「夜は仕事がはかどる!」とか思ってしまうんですけどね。
ただの時間帯のせいです。
だから寝るのが10時すぎたら、なるべく興味や新しいことに手を出さず、意識的に寝ることに集中しないとダメですね。
睡眠時間は、体質によって6~8時間とばらつきはあるんですが、それ以上寝ると水のエネルギーが増えすぎて頭も体も重くなりますので要注意です。
こうして正しい時間帯で寝起きをして良い睡眠をとると、体の機能は働きやすくなります。
体が正常に機能すれば、心も正常に働くので、全体が健やかになりますよね。
また良い睡眠は、長い目で見ると、長寿や若返りにも大きく影響してきます。
これもまた、つまり早起きから始まる良い生活習慣によって、ちゃんと働く頭と体を維持することができれば、人生をよりよく生きることができるってことなんです。
アーユルヴェーダ専門サロン・マナス 住吉真知子
(アーユルヴェーダ専門サロン・マナス)
http://manas-ayurveda.com/