「アグニ」を助けるトリカトゥ |
アーユルヴェーダライフ管理人 (2020年9月24日 14:00更新) |
アーユルヴェーダの「トリカトゥ」、消化の火「アグニ」の働きを助け、身体に溜まったアーマ(未消化物、毒素)をしっかりと外に出して、毒出し効果も期待できます。
ちなみに、アグニの作用する消化・代謝の過程において、その「消化の火」の燃焼から「燃えカス」としての老廃物が作り出され、これらをアーユルヴェーダでは「マラ(Mala)」と呼んでいます。
マラは大便・小便・汗など大きく3つに分類されますが、これ以外にも髪の毛や爪などもマラに分類されるため、マラは必ずしも「老廃物」という意味だけにとどまりません。
さて、このところは寒暖差も出始めて、体調を崩しやすい時期になり始めました。
こうした季節の変わり目において、トリカトゥは身体を温めることから、風邪のひき始めなどにもおススメします。
トリカトゥとは、ショウガ・黒コショウ(ブラックペッパー)・長コショウを同量ずつ混ぜ合わせたミックス・スパイスです。
ショウガ(パウダー)や黒コショウは手に入れやすいかもしれませんが、長コショウは普通のスーパーでは売っていないかもしれませんね。
長コショウはロングペッパーとも呼ばれ、沖縄などで「ヒバーチ」「ピッパリー」という名前で販売されています。
他の地域でも、沖縄物産展などがあれば手に入れることができますし、現在ではインターネット等でも購入することができます。
ホールでは、その名の通り、胡椒にしては見慣れない細長い形状をしています。
(写真は宮古島産です)
コップ1杯のお湯に、トリカトゥを小さじ1程度入れ、トリカトゥティーとしていただきます。
トリカトゥ、白湯やハチミツ、ジャグリー(黒糖)などで甘味も加えるとより美味しくなり、スパイスティーとしてもおススメです。
【コラム筆者】
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