ダンヴァンタリとマツヤ |
アーユルヴェーダライフ管理人 (2020年4月27日 16:00更新) |
写真は、ジヴァ・ジャパン アーユルヴェーダにいらっしゃるダンヴァンタリ神。
先月、ずいぶん替えていなかった花飾りが気になりはじめ、文分先生にお願いしてランチタイムに教室を開けていただき、新しい花輪に替えさせて頂けました。
ダンヴァンタリはヴィシュヌ神の化身とも言われますが、奇しくも教室にお邪魔したその日は、ヴィシュヌ神の化身のひとつ「マツヤ(マツシャ)」の降誕祭「マツシャ・ジャヤンティ」。
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ヴィシュヌ神はこの世界に危機が生じた時、化身としてあらわれ、その最初のアヴァターラ(化身)が魚の姿をしたマツヤです。
マツヤは、起ころうとしていた大洪水から世界を救ったと伝えられる存在です。
(以下、シーターラーマさんから引用)
ある時、人間の始祖であるマヌ王が川へ入ると、小さな魚が近づいてきました。
放そうとするとも、小さな魚は「大きくなるまで守って欲しい」と懇願します。
マヌ王はその小さな魚をすくいあげ、壺の中で育て始めます。
やがて巨大魚となった魚は、世界に危機をもたらす大洪水が起こることをマヌ王に予言しました。
マヌ王は、その巨大魚がヴィシュヌの化身である「マツヤ」であることに気づきます。
その後、マヌ王は巨大魚となったマツヤの助けによって大洪水を生き延び、地上に生命を再生させると、人類の始祖となったと伝えられています。
まさに今、私たちは経験したことがないような深刻な事態に見舞われています。
文分先生との会食の折、今回のような出来事は「これまでのように自然を蔑ろにする生活を続ける私たちに、自然が『No!』を突きつけ始めているのかもしれない」とのお話がありました。
私たちは自らを省みて、これまでの生き方を、内に在る心の在り様を、新しい姿に変えていくことが求められている。
この現代におけるヴィシュヌ神の化身とは、私たち自身の内に宿る、新しい姿そのものなのかもしれません。
【コラム筆者】
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