予防医学、代替医療、生活の中の食事法(医食同源)・健康法(ヨガ・オイルマッサージ・瞑想など)で注目されるインド・スリランカ伝統医学アーユルヴェーダの情報サイト「アーユルヴェーダライフ」
アーユルヴェーダ・インド、スリランカ伝統医学|アーユルヴェーダライフ(Ayurveda Life)
「生命の科学」ともいわれるインド・スリランカ伝統医学アーユルヴェーダ。予防医学・代替医療にとどまらず、高度な生命哲学としても注目されています。アーユルヴェーダでは、食事法(医食同源)・健康法(ヨガ・瞑想)といった日常生活に関わる内容から、「生命」そのものについてまでが語られています。
インドの神様

アーユルヴェーダに関係深い聖典「ヴェーダ」の中で、神々の讃歌を記述した「リグ・ヴェーダ」では多くの神々が現れます。 ヴェーダ神話の時代の神々の多くは自然界の様々な事象を神格化されたものです。 それがヒンドゥー教の時代の中で、インドの土着的な民間信仰が取り込まれ、ブラフマー神・ヴィシュヌ神・シヴァ神の三大神(三神一体説)に代表される現在のヒンドゥー教の神話の姿に移り変わっていきます。 ここではヴェーダ神話からヒンドゥー教の時代を経て、今も人々から愛され続けているインドの神様をご紹介します。
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ブラフマー神
ブラフマー神(Brahma)
ブラフマー神

別名:プラジャーパティ(創造物の主)、スヴァヤンブー(自らを創造したもの)、梵天など。
概要:ヒンドゥー教の3最高神の一人。宇宙の原理を司る神。4つのヴェーダを象徴する4つの顔と4本の腕を持ち、水鳥ハンサに乗った赤い肌の男性(多くの場合老人)の姿で表される。手にはそれぞれ「数珠」、「聖典ヴェーダ」、「小壷」、「笏(しゃく)」を持つ。

ヴィシュヌ神
ヴィシュヌ神(Vishnu)
ヴィシュヌ神

別名:ナーラーヤナ、那羅延天など。
概要:ヒンドゥー教の3最高神の一人。宇宙の維持を司る神。ヴィシュヌ神は、アヴァターラ(化身)と呼ばれる10の姿に変身して地上に現れるとされる。クリシュナ、ラーマなどが有名で、クリシュナは叙事詩「マハーバーラタ」で、ラーマは叙事詩「ラーマーヤナ」で語られている。

シヴァ神
シヴァ神(Shiva)


別名:マハーデーヴァ(偉大なる神)、シャンカラ(恩恵を与える者、救世主)など。
概要:ヒンドゥー教の3最高神の一人。創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌに対しシヴァ神は破壊を司る。別名「マハーカーラ(大いなる暗黒)」より、日本でも神道の大国主の「大国」が「ダイコク」とも読める事から七福神の1人「大黒天(食物・財福を司る神)」に習合される。
シヴァ神、パールヴァティー神  シヴァ神、パールヴァティー神  シヴァ神、パールヴァティー神、ガネーシャ神、ムルガン神  シヴァ神  シヴァ神、ドゥルガー神  シヴァ神、パールヴァティー神

ガネーシャ神
ガネーシャ神(Ganesa)


別名:歓喜天、聖天
概要:シヴァ神とパールヴァティー神の間に生まれた長男とされる。パールヴァティー神が身体を洗い、その身体の汚れを集めて人形を作り命を吹き込んだ。障害を取り去り、また財産をもたらすと言われ、商業の神・学問の神とされ、インドでもっとも人気のある神様の一人である。
ガネーシャ神[2]  ラクシュミー神、ガネーシャ神  ガネーシャ神[3]  ラクシュミー神、サラスヴァティー神、ガネーシャ神  ガネーシャ神[4]

ラクシュミー神
ラクシュミー神(Lakshmi)
ラクシュミー神

別名:パドマーヴァティー(蓮を持つ女性)、吉祥天など。
概要:ヒンドゥー教の女神の一人。最高神の一人ヴィシュヌの妻とされており、美と豊穣と幸運を司る。乳海攪拌の際に誕生し、世界の母(ローカマーター)や海より生まれる者(ジャラディジャ)とも呼ばれる。
ラクシュミー神[2]  ラクシュミー神[3]  ラクシュミー神、サラスヴァティー神、ガネーシャ神  ラクシュミー神  ラクシュミー神、ガネーシャ神 

サラスヴァティー神
サラスヴァティー神(Sarasvati)
サラスヴァティー神

別名:ガヤトリー、弁才天(弁財天)など。
概要:ヒンドゥー教の女神の一人。最高神の一人ブラフマーの妻とされており、芸術、学問などの知を司る。「リグ・ヴェーダ」において、初めは聖なる川・サラスヴァティー川(その実体については諸説ある)の化身であった。後に、韻律・讃歌の女神、ガヤトリーと同一視される。
サラスヴァティー神[2]  サラスヴァティー神[3]  ラクシュミー神、サラスヴァティー神、ガネーシャ神

ガンガー神
ガンガー神(Ganga)

概要:ヒンドゥー教の女神の一人。ガンジス川を神格化した女神。ヴィシュヌ神の爪先から生まれたとされ、ヤムナー・サラスヴァティーを含む三大聖河の中で最も聖なるものとされる。ガンジス川(ガンガー)は現在でも「聖なる川」としてヒンドゥー教徒の信仰の対象であり、この川の水で沐浴すればすべての罪は浄められ、死後の遺灰をこの川に流せば輪廻から解脱できると信じられている。

ドゥルガー神
ドゥルガー神(Durga)
ドゥルガー神

別名:ヴィカラーラ(恐るべき者)、畢婆迦羅、毘羯羅(十二神将)、准胝観音など。
概要:ヒンドゥー教の女神の一人。その名は「近づき難い者」を意味する。シヴァ神の暗黒面に対応する血と破壊・死の女神とされ、外見は優美で美しいが、実際は恐るべき戦いの女神とされる。
ドゥルガー神  ドゥルガー神、シヴァ神  ドゥルガー神  ドゥルガー神  ドゥルガー神 

カーリー神
カーリー神(Kali)

概要:ヒンドゥー教の女神の一人。その名は「黒き者」の意。血と酒と殺戮を好む戦いの女神。シヴァの妻の一人であり、全身黒色で3つの目と4本の腕を持ち、チャクラを開き、牙をむき出しにした口からは長い舌を垂らし、髑髏をつないだ首飾りをつけ、切り取った手足で腰を被った姿で表される。ドゥルガー神同様にベンガル地方での信仰が篤い。


叙事詩の神々

ラーマ、シータ、ラクシュマナ、ハヌマーン
ラーマ(Rama)

概要:インドの叙事詩「ラーマーヤナ」の主人公。ヴィシュヌ神の7番目のアヴァターラ(化身)とされる。イクシュヴァーク王統に生まれた薔薇色の瞳を持つ英雄で、インドの理想君主像。シーターを妃とした。「ラーマーヤナ」は、「ラーマ王行状記」の意味にて、古代インドの大長編叙事詩(全7巻)。サンスクリットで書かれており、その長さは48,000行に及ぶ。ヒンドゥー教の神話と、古代英雄であるコーサラ国のラーマ王子に関する伝説をまとめた内容となっている。
ラーマ、シータ、ラクシュマナ、ハヌマーン  ラーマ、シータ、ラクシュマナ、ハヌマーン  ラーマ、シータ、ラクシュマナ、ハヌマーン

ハヌマーン
ハヌマーン(Hanuman)

概要:インド神話におけるヴァナラ(猿族)の1人。風神ヴァーユの化身であり、ヴァーユが猿王ケーシャーリーの妻アンジャナーとの間にもうけた子とされる。変幻自在の体は、大きさや姿を自在に変えられ、空を飛ぶ事もできる。大柄で顔は赤く、長い尻尾を持ち雷鳴のような咆哮を放つとされる。叙事詩「ラーマーヤナ」では、主人公ラーマを幾度となく助け、猿族の中でも最も優れた戦士、弁舌家とされている。
ハヌマーン[2]  ハヌマーン[3]  ハヌマーン[4]  ハヌマーン[5]

クリシュナ
クリシュナ(Krishna)

概要:ヴィシュヌ神の第8のアヴァターラ(化身)とされる。叙事詩「マハーバーラタ」の中の「バガヴァッド・ギーター」において、主人公アルジュナの導き手として登場する。「マハーバーラタ」は、ヒンドゥー教の聖典のうちでも重視されるものの1つであり、また世界3大叙事詩の一つとされる。「ラーマーヤナ」と並ぶインド2大叙事詩の1つでもある。原本はサンスクリットで書かれ、全18巻、100,000詩節、200,000行を超えるとされる。これは聖書の4倍の長さに相当する。
クリシュナ、ラーダ  クリシュナ  クリシュナ
インドにおけるクリシュナの人気はヴィシュヌ神に匹敵するほどであり、ゴウディヤ・ヴァイシュナヴァ派では最高神に位置づけられ、他の全ての化身の起源とみなされている。クリシュナにまつわる物語も数多く、幼児期や青春期の恋愛物語の主人公、英雄の導き手としてなどその立場は多種多様だが、根幹部分の設定は変わらない。



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