ブラフマー神(Brahma)
(別名)
プラジャーパティ(創造物の主)、スヴァヤンブー(自らを創造したもの)、梵天など。
(概要)
ヒンドゥー教の3最高神の一人。宇宙の原理を司る神。
4つのヴェーダを象徴する4つの顔と4本の腕を持ち、水鳥ハンサに乗った赤い肌の男性(多くの場合老人)の姿で表される。
手にはそれぞれ「数珠」、「聖典ヴェーダ」、「小壷」、「笏(しゃく)」を持つ。
配偶神は知恵と学問の女神サラスヴァティー(弁才天)である。
ウパニシャッドの最高真理「梵我一如」の梵、宇宙の根本原理ブラフマンが人格神として神格化されたといわれる。
叙事詩やプラーナ文献の中では、ブラフマーの物語も数多く記されており、世界の創造者、ヴェーダや学問を司る神として広く崇拝されている。