シヴァ神(Shiva)
(別名)
マハーデーヴァ(偉大なる神)、シャンカラ(恩恵を与える者、救世主)、ナタラージャ(舞踊王)など。
(概要)
ヒンドゥー教の3最高神の一人。
創造を司るブラフマー神、世界の維持を司るヴィシュヌ神に対して、シヴァ神は破壊を司るとされている。
別名「マハーカーラ(大いなる暗黒)」より、日本でも神道の大国主の「大国」が「ダイコク」とも読める事から七福神の1人「大黒天」に習合され、食物・財福を司る神としてなじみ深い神である。
シヴァ神はヴィシュヌ神と共にヒンドゥー教において最も熱心に、また広く崇拝されている神であり、配偶神であるパールヴァティー神への信仰も篤い。
世界の破壊を司るハラ(破壊者)の面と、人々に恩恵を授けるシャンカラ(吉祥なる者)・マハーデーヴァ(偉大なる神)と呼ばれる面の、異なる2つ側面を併せ持つ神とされている。