サラスヴァティー神(Sarasvati)
(別名)
ガヤトリー、弁才天(弁財天)など。
(概要)
ヒンドゥー教の女神の一人。
最高神の一人ブラフマーの神妃とされ、芸術・学問、祭祀儀礼における浄化を司る女神ともされる。
「リグ・ヴェーダ」においては、聖なる川・サラスヴァティー川(その実体については諸説ある)の化身であり、最高の母・最上の女神と謳われ、作物を実らせ富をもたらす川の女神とされる。
また「流れる川」から、流れるもの全て(言葉・弁舌や知識、音楽など)の女神ともされ、後に、韻律・讃歌の女神、ガヤトリーと同一視されるようにもなった。
4本の腕に分厚いヴェーダ教典・数珠・ヴィーナと呼ばれる楽器を持った姿が一般的である。
日本では七福神の一人「弁才天(弁財天)」としても広く親しまれている。