ガネーシャ神(Ganesa)
(別名)
歓喜天、聖天。
(概要)
シヴァ神とパールヴァティー神の間の長男とされ、眷族の長。
パールヴァティー神が身体を洗い、その身体の汚れを集めて人形を作り命を吹き込んで生んだ息子とされる。
パールヴァティー神の命で、ガネーシャは浴室の見張りをしていたが、シヴァ神が帰還。ガネーシャはそれを父・シヴァ神と知らず、入室を拒んだ。
シヴァ神は激怒し、ガネーシャの首を切り落として遠くへ投げ捨ててしまう。
パールヴァティー神に会い、それが自分の子供だと知ったシヴァ神は、投げ捨てたガネーシャの頭を探しに旅に出かけるが見つけることができず、旅の最初に出会った象の首を切り落として持ち帰り、ガネーシャの頭として取り付け復活させたとされる。
象の顔をして、太ったお腹の姿が特徴的で、4本の手には象を駆る突棒や数珠、托鉢用の椀、蓮華などをもっている。
障害を取り除き、成功と幸運をもたらしてくれる温和な現世利益の神として、インドの一般大衆に広く信仰されている。