シーズ・インディア(SEEDS INDIA, Socio Economic Educational Development Service - India)は1989年にインド・ケララ州において設立された、身体に障がいのある人やカースト制度から外れた貧困層の人々を支援し、貧困の解消と自立を目指した、平和活動や国内・国際交流の場を提供しているNGO団体です。
耳の不自由な方をはじめ障がいをもっている人や貧困層の女性の自立を支援する活動や、生活に困窮しながらもガンや結核などで公立病院に入院を余儀なくされている人々への給食サービス、両親を亡くしたりまた捨てられたりした子供たちを救済するための孤児院の運営など、シーズ・インディアは様々な社会奉仕活動を行っています。
シーズ・インディアは、これらの活動を通じて、地域(南インド・ケララ地方)における貧困に苦しむ人々の生活の質の向上に寄与し、障がいのある人や生活に困窮している女性や子どもたちに新たな人生と希望をもたらすことができるよう、積極的に活動しています。
生活に困窮する人々がガンや結核などで入院している地域(南インド・ケララ地方)の公立病院では入院中の食事の提供までは行っていません。
シーズ・インディアではこれらの入院患者のために、1日1食の給食サービスを毎日150~200食ずつ2000年1月から欠かすことなく配給し続けています。
こうしたシーズ・インディアが行っている給食サービスが唯一の食事となっている人々もいます。
1日にかかる食費は日本円で2000円ほど。休むことは出来ない重要な活動のひとつとなっています。
シーズ・インディアでは「アシャケンドラ - 希望の家」という名前の孤児院を運営しています。両親を亡くしたり、あるいはすてられたりした約20人の子どもたちが、ここで暮らしています。
主に、5歳から15歳までの女の子を受け入れています。
それぞれが辛い過去を持ちながらも、ここでの共同生活の中では皆笑顔を絶やしません。
シーズ・インディアでは貧困に苦しむ女性や耳の不自由な方をはじめ障がいをもった女性の自立支援を目的とした、絵葉書(菩提樹の葉)の作成・販売を行っています。
女性たちの多くは、この絵葉書の作成による収入が唯一の生活手段であり、これらの絵葉書の販売は日本でも行っています。
長い作成の行程を経て一枚一枚心をこめて作られたこれら絵葉書は、見ているだけでも和やかな気持ちにさせてくれます。
絵葉書はシンプルな台紙に、かわいらしい絵が描かれた菩提樹の葉が貼り付けられています。
絵葉書の値段は、サイズや図柄にもよりますが、1枚約250円です。
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