トップページ > 輪廻転生(生まれ変わり)の思想
インドの伝統思想「ヴェーダ」においては、私たち生命は、幾度となく生と死を繰り返す、つまり「生まれ変わる」と考えられています。
この生命の生と死の繰り返しは「輪廻転生」、サンスクリット語で「サンサーラ」と呼ばれ、ヨガやアーユルヴェーダ、そしてインド占星術など、インドの伝統思想「ヴェーダ」に基づく学問や知識は、その根幹にこの「輪廻転生」思想があります。
インドの伝統思想においては、これらは単にひとつの、あるいは一人の生命観に留まらず、ヴェーダの世界観・宇宙観そのものにも繋がっていきます。
インドの伝統哲学においては、私たち身体は次のような3つに分けられると考えられています。
(粗大な身体/ストゥーラ・シャリーラ)
※Stula Sharira
一般に私たちの認識している「肉体」とよばれる部分です。
英語では「Gross Body/グロス・ボディ」と呼ばれています。
(微細な身体/スークシュマ・シャリーラ)
※Sukshuma Sharira
霊的な身体と呼ばれ、肉体を生命として支えているといわれます。
英語では「Subtle Body/サトル・ボディ」と呼ばれています。
(原因の身体/カーラナ・シャリーラ)
※Karana Sharira
微細な身体や粗大な身体における人格や姿かたちを形作る、つまり「原因(要因)」を生み出す部分と考えられています。
英語では「Causal Body/コーザル・ボディ」と呼ばれています。