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ピッタ体質について・トリドーシャ
ピッタ体質、火のエネルギー・胆汁素、性質:熱性・鋭性・流動性・移動性・油性、五大元素:火元素・水元素 ピッタ体質、火のエネルギー・胆汁素、性質:熱性・鋭性・流動性・移動性・油性、五大元素:火元素・水元素
ピッタについて

ピッタ体質の人は、集中力がありチャレンジ精神に溢れています。

知性が高く、情報の収集や分析能力に優れています。

一方で、自身の利益やスキルアップに繋がる情報はよく記憶しますが、誕生日や記念日といったものは忘れがちです。

何事においても完璧主義になりがちで、短気で怒りっぽく、負けず嫌いなところがあります。

 

「ピッタ」の基本的な性質は「激しさ」です。

短気な性格面だけでなく、体質としても、身体のあちこちに熱を持ちやすく、手足や皮膚、眼、胃や腸といった内臓においても熱を帯びやすい傾向があります。

そのため暑さや強い光が苦手で、日焼けしやすく、皮膚の炎症や眼の充血なども起こしやすい体質です。

 

「火元素」と「水元素」からなる「ピッタ」は、アーユルヴェーダにおける「消化の火(アグニ)」が強く、食欲も旺盛です。

食事を抜いたり、あるいはいつもより食事の時間が遅れて空腹感に襲われると、ピッタは我慢が出来なくなります。

ピッタの特徴的な性質は熱性・鋭性・流性・変性・液性です。

 

ピッタは身体において、肉体における体温の保持、消化・吸収・代謝、感覚器官では特に視覚、免疫やホルモン分泌などの働きを制御しています。

アーユルヴェーダの神様・ダンヴァンタリ神
ピッタ体質の特徴
身体的な特徴

中肉中背で、標準的な体型をしている場合が多い。スタイルがよい。

肌は温かく軟らかで、色つやもよい。顔や肌の色は赤みや黄色みがあり、日焼けしやすい。

髪質は細くやわらかい。若白髪、若禿げになる傾向もある。

手足や指の関節は柔軟で、手指も反り返る。

寒さに強く暑さには弱い、汗っかき。

性格的な特徴

情熱的で知的。チャレンジ精神が旺盛で、リーダーシップをとるのに適している。

正義感が強い。怒りっぽい。

物事を論理的に考え、体系的にとらえる。集中力も高い。

完璧主義になりがちで、他者に対して非難・中傷をしがちである。

見栄っ張りで、ブランド志向になる傾向もある。

ピッタ体質に適した食事

ピッタの火の性質からピッタ体質の方は消化の火も強く、また食欲も旺盛な場合が多いですが、一方でピッタ体質の方は消化器疾患に罹りやすいとされていることから食事の量には注意する必要があります。

また熱の属性のある食材や辛いスパイスなどは控えた方がよいとされ、塩分の多い食事もピッタを増やします。

ピッタを静める味は、甘味、苦味、渋味であり、生野菜や果物を多くとることが勧められます。

勧められる食事

甘味、苦味、渋味のある食べ物。

野菜(甘味、苦味の多いもの)、果物。

キャベツ、ジャガイモ、ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガス、ナス、レンコン、カボチャ、緑黄色野菜など。

リンゴ、オレンジ、バナナ、ブドウ、梨、桃、柿など、よく熟して甘味の多いもの。

スパイスは、コリアンダー、カルダモン、ターメリック、サフランなど。

肉類は鳥肉など(なるべく控える)。

牛乳、バター(無塩)。

控えた方がよい食事

塩分の多い食べ物(醤油、味噌、塩など)。

酸味、辛味の強い食べ物。

肉類、卵。揚げ物。

ナッツ類、ゴマ油。

トマト、ラディッシュ、唐辛子、ニンニク、生タマネギなど。

コリアンダー(Coriander)

コリアンダー(Coriander)

 

別名:香菜(シャンツァイ)、パクチー、ダニヤ(Dhaniya)。

説明:別名「カメムシソウ」の名もあるとおり、独特の風味があるため、人によって好き嫌いが大きく分かれます。

葉にはカロチンやビタミンが豊富に含まれており、胃腸のはたらきを促し、新陳代謝を活性させる作用があります。

カルダモン(Cardamon)

カルダモン(Cardamon)

 

別名:ショウズク、エライチ(Elaichi)。

説明:チャイの香りづけによく使われますが、料理や飲み物にあまり香りを立てると薬臭くなります。

疲労回復や整腸作用があり、冷性で身体を冷やすはたらきもあります。

油分を除く効果もあり、食事の後の口直しにも適しています。

ターメリック(Turmeric)

ターメリック(Turmeric)

 

別名:ウコン、ハルディ(Haldi)。

説明:カレーの着色スパイスとしてよく使われます。

健康食品としても注目され、ウコンを含む健康食品も多く販売されています。

消化作用や新陳代謝の活性をよくする働きがあるともいわれ、体質改善や皮膚病にも用いられます。

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